合同会社グリーンパワーうんなん
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2017年2月開催
「災害に強い森林づくり講演会」 :2月18日(土)2時半〜17時頃
「現地調査会」:2月19 日(日)9時〜12時頃:講演会出席者優先参加

 国土の人工林資源は伐期を迎えて充実しており、この資源を有効に活用するために森林整備や路網整備を行う必要があります。

 ところが、近年の台風等に伴う集中豪雨によりこれまでの想定を上回る規模の激甚な林地荒廃や林道施設災害等が広範囲に発生しており、住宅地、公共施設を守る土砂流出防止機能が高い森林づくりへの要求がかつて無い程に高まっています。

 そこで林野庁は平成24年から三カ年を掛けて検討委員会による現地調査、各種試験、議論を行い平成27年に『土砂流出防止機能の高い森林づくり指 針』を作成しました。

 その検討委員会の委員であった国土防災技術株式会社の執行役員でもあり緑環境事業部の部長でもある「田中賢治氏」にご講演と現地での 調査ご指導をお願いしました。

 雲南市役所主催、合同会社グリーンパワーうんなん共催にて開催致します。

「講師」田中賢治氏:国土防災技術株式会社執行役員、緑環境事業部部長

  お勤めの会社は東京虎ノ門ながら、大田市ご出身のため、日本林業技士会
  島根支部会長も務められております。他にも資格など多数

  
 今回の現地調査会は、天候が良ければドローンによる空撮を行い山林の樹勢や地形からの情報をサンプリングする予定になっています。
 右画像はドローンのフライトを行う予定地ですが、様々な植生が入り交じった急傾斜地であることが解るでしょうか。

 申し訳ございませんが、荒天など諸条件が整わない場合には、過去のサンプリングデータを使って室内でのご講義を頂くことになりますことご了承願います。

 また左画像は、島根県内某地域でのドローンによる撮影したもの。植生がよく解ります。また画像を処理して注目点などが色分けされています。




「参加申込み」下記チラシをご参照。雲南市民の方で興味の有る方、森林バイオマス資源活用の登録者の方。参加費は無料。人数制。申込みはグリーンパワーうんなんの担当者『内田まで』電話:0854−49ー8755 

  
 上の画像は、FFTアナライザーをつかって地下の水音をヘッドフォンで聞ける機械ですが、天候と場所によっては参加者の方に聞いて貰えるかも知れません。



【勉強会チラシ】

画像をクリックして頂くとPDF形式の書類が開きます





 森林整備の手を入れられずに放置した山は、地面から上が重たいために、急斜面の場合には大雨で地面の中に水が走ると斜面全体が崩壊し易い。
 右上の画像は、地面の中に空いた水路(パイプ流)の孔が見える。斜面崩壊の山は、広葉樹針葉樹ともに放置して細長く大きくなった線香林などの根が浅い木 ばかりの林地に多い。間引きされて大径木が育った山は、根が奥まで張っているが、放置林は一律根が浅いために其の下の地中に水が流れ易い事が要因となる。

 昔は山に入っている人達が多かったので、水っ気が多い場所、大雨になると水が流れる場所など知っていて、其の下に家を建ててはいけないと言う代々の伝え があったけれども、今はそう言った事が語り継がれていないために危険地に家を建てたりするために被害が大きくなっている可能性がある。



 此方は放置林とは逆に利用のために皆伐した山。右側の画像では山の奥が皆伐されて高性能林業機械を運び、運材を行うための大型トラックに対応する大規模な作業道がハッキリと解る。こういった作業道は雨による浸食崩壊の原因となり、山が荒れる原因となっている。

 この山の脇の田圃では水が出なくなったために稲作に障害が起きている。つまり皆伐して禿げた山は、土壌の保水力が無くなり雨を土壌に染み込ませずに短時間に下流域に流してしまうためである。
 また、切り株は5、6年も経てば腐って表土の保持力が無くなるために、全ての木を伐って大きな根が張った木が無くなってしまうと、急斜面の場合には崩壊 の原因にもなる。再造林のための幼樹では斜面保持力は無い(皆伐による短伐期施業)ので、低いところの太い木は残しておくことが賢明と言われる。

 以前は山主自身が山に入って整備と利用を行っていた(間伐による長伐期施業)ために大規模な伐採が無かったが、近年は山主自身が山の事を知らない(不在山主)ことが増えて素人化したので、保全が行き届かなくなっている。

 山の在り方は、田畑に影響するだけでなく隣接する集落の安全、そして下流域の街の生活までにも影響する事が解っている今、もう一度災害に強い森林づくりについて勉強し直すことが必要でしょう。

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